賞を狙うことの意味
今週末は全社のKickoff合宿がありました。
下半期の戦略発表からの、Award(表彰)、場所を移しての宴会・・・
と続く一連のイベントは、ビズリーチの良きカルチャーだと思っています。
宴会後の集合写真。壮観。
今回はAward(表彰)について、ちょっと考えてみました。
ぼくは新卒で入社をした会社でも前職でも、
そして今いるビズリーチでも、活躍したひとを半期ごとに称える(表彰する)という文化がアタリマエにあって、その文化自体がとてもすきだったりします。
ただ一方で、今まで自分自身が賞をいただいたときも、
それはあくまで結果であって、受賞自体が目標になることは自分の場合はないと思っていました。
何かの賞を目指して、しごとをすることはしまい・・・と。
それがたとえチーム単位の賞であっても、です。
その価値観は野球によって形成されたものかもしれません。
プロ野球でも大学野球でもチームの勝敗とは別に、個人タイトル争いが必ず取りざたされますが、プロ野球はエンターテイメントなのでそれは良しとしても、
それでも、「個人タイトルは関係ありません」と言い切っている選手への共感が強かったり。
あくまでチームが勝つこと。
それによって皆が幸せになれるし、強いチーム、理想とするチームに近づいていけると思っていました。
だからビズリーチで多くの人がいう、「賞は狙って獲るもの」という言葉も、
うーんそうだよなぁ、、でもそうなのかぁ・・・という、
漠然とした思いがありました。
でも今回受賞された方のコメントや、ストーリーを聞いて、
「賞は狙って獲るもの」という言葉の本質がつかめた気がします。
それはすなわち、「自身の目標設定において曖昧さをなくすこと」なのだと思います。
目標設定において重要とされる「SMART」という概念。
何かの賞を狙うというのは、具体的かつ測定可能で、
経営目標に即しており、半期という時間制約の中で達成可能性がある目標を定め、
走っていくうえでわかりやすい考え方なのだと。
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◆要素1:Specific(具体的に)
誰が読んでもわかる、明確で具体的な表現や言葉で書き表す
◆要素2:Measurable(測定可能な)
目標の達成度合いが本人にも上司にも判断できるよう、その内容を定量化して表す
◆要素3:Achievable(達成可能な)
希望や願望ではなく、その目標が達成可能な現実的内容かどうかを確認する
◆要素4:Related(経営目標に関連した)
設定した目標が職務記述書に基づくものであるかどうか。と同時に自分が属する部署の目標、さらには会社の目標に関連する内容になっているかどうかを確認する
◆要素5:Time-bound(時間制約がある)
いつまでに目標を達成するか、その期限を設定する
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もちろんそのためには、ひとつひとつの賞自体の定義が明確であることが重要なわけですが、
ビズリーチの場合、今のところしっかり定義されているので、
目指すこと、狙って獲ることに大きな意味があるのだと思います。
※今後も都度チューニングされていく前提もあると思います
また、日々めまぐるしい変化、CaosをEnjoyしながら走っているので笑、
半年ごとくらいに振り返れる指標としてもちょうどよいんだろうな、と。
先日お話を伺った岡島悦子さんも、
「出世や昇進は、やりたいことをやるための手段に過ぎない」と言い切っておられました。
賞を狙うことも、自身のキャリア形成の手段にすぎない、
機会を得るための手段に過ぎず、それ自体は目的にはなりえないけど、
目標にする分には極めて合理的だなと思いました。
いまさらかいっ
とツッコまれてしまうかもしれませんが、今までなんとなく理解しようとしていたけど言語化できていなかったので、今回のAwardは大きな感動と(めっちゃ)大きな悔しさを感じながらも、何か視界がスッキリした気がしました( ・ェ・)
というわけで、
半年後は明確に、
2年ぶりの賞を狙いに行きます。
チームメンバーの受賞も全力で支援をします。
そして無論、
チームでの受賞も狙いに行きます。
そのことが社会・お客様への価値提供に必ず繋がるという確信をもって。
関西のために。世の中のために。
れっつ下克上。